| 溶ける |
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照りつける・・・。 |
| 天秤 |
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「おはよ」 一日が始まる声。 それが始まりで。 用意されていた朝ごはんに手を出す。 味付けも普通。 食事中の会話もいたって普通。 窓から入ってくる日光の量もいたって普通。 なにもかもが普通。 人が死ぬのも普通で、生まれるのも普通。 命が理不尽に奪われるのも普通なのに。 救われることは殆ど無い。 天秤に載せれば傾くだろう。 だけど世界なんてそんなもの。 傾き、揺れて、けど堕ちはしない。 そんな理不尽。 傾くのなら落ちればいいと思う。 けどそれは我侭で。 それがまた天秤を傾かせる。 けど何処まで行っても天秤を下げる糸は切れない。 だから何処までも普通が続く。 いたって普通。 「お休み」 一日が終わる声。 それで終わる。 けど、終わるまでの間に胸の内でこう思う。 ああ、明日も生きられますように、と。 そう、世界は、いたって普通で、理不尽だ。 |